三毛猫は日本でも人気の高い猫種のひとつ。
その魅力的な毛色と個性的な性格で、多くの猫好きの心をつかんでいます。
けれど、抱っこさせてくれない…膝に乗ってこない…といった悩みを抱える飼い主さんも少なくありません。
実は三毛猫は抱っこ嫌いが多い猫としても知られています。
抱っこしようとすると逃げてしまう、膝に乗せてもすぐに降りてしまう…。
その行動にはしっかりとした理由があるのです。
この記事では、三毛猫の性格や抱っこを嫌がる理由、そして飼い主としてできる対処法についてわかりやすく解説します。
三毛猫の基本的な性格|気まぐれで繊細な一面も

三毛猫はその美しい毛色だけでなく、個性的な性格でも知られています。
以下では、三毛猫に多く見られる性格の傾向を紹介します。
ツンデレ気質が強い?
三毛猫の大きな特徴のひとつがツンデレ。
普段はそっけなく見えても、急に甘えてくることがあります。
こうした態度のギャップが飼い主を虜にする魅力でもありますが、ツンが強めの猫ほど抱っこ=支配されると感じて拒否反応を示すこともあります。
警戒心が強い三毛猫の特徴
三毛猫の多くはメスで、メス猫にはもともと用心深い性質があるといわれています。
見知らぬ人や新しい環境に慣れるのに時間がかかるタイプも多く、飼い主に対しても一定の距離感を保とうとすることがあります。
そのため、急に抱き上げられることに不安を感じる猫も少なくありません。
抱っこが苦手な理由とは?

三毛猫が抱っこを嫌がる理由は、単なる気分屋だけではありません。
猫にとっての“抱っこ”は、人間が思っているよりもストレスになる場合があります。
ここでは、三毛猫が抱っこを嫌がる主な理由を詳しく見ていきましょう。
過去の経験から怖がる
保護猫や野良出身の三毛猫に多いのが、過去の体験から抱っこを怖がるケースです。
子猫のときに無理やり捕まえられた、病院で押さえつけられた、といった経験があると抱っこ=怖いと認識してしまいます。
このような猫は、信頼関係ができていても抱っこされることには強い抵抗を示すことがよくあります。
猫にとっての抱っこは不自然?
猫は本来、自由気ままに動き回る生き物です。
抱っこされると自分の意思で動けなくなり、身動きが取れないことに強い不快感を覚えることがあります。
特に繊細な性格の三毛猫にとっては、これが大きなストレスになることも。
抱っこが拘束のように感じられるため、たとえ飼い主に甘えることはあっても抱き上げられることを嫌がるのです。
抱っこの仕方が間違っているかも?
抱き方によっては、猫に痛みや圧迫感を与えてしまっていることもあります。
猫はお腹を触られるのを嫌がる傾向があるため、腹部を強く持ってしまうと一瞬で不快になってしまいます。
また、ぐらついた抱え方や急に持ち上げるような動作も恐怖の原因に。
抱っこを嫌う理由が実は飼い主側の抱き方にある場合も多いのです。
嫌われないためのポイント5選|三毛猫との信頼関係を築こう

三毛猫に限らず、猫との暮らしで大切なのは無理をしないこと。
とくに繊細で気まぐれな性格を持つ三毛猫に接する際は、ちょっとした行動が信頼につながったり逆に不信感を招いてしまうこともあります。
ここでは、抱っこ嫌いな三毛猫に嫌われないためのポイントを5つご紹介します。
1. 抱っこは猫がリラックスしているときに限定する
眠そうなときや甘えてきたタイミングなど、猫が落ち着いているときに短時間だけ抱っこを試みましょう。
警戒しているときや機嫌が悪そうなときは絶対に避けて。
2. 無理に持ち上げない・追いかけない

抱っこしようとして追いかけ回したり、急に持ち上げたりするのはNG。
猫にとって逃げ場がないと感じるのは非常にストレスになります。
嫌な記憶を残さないようにしましょう。
3. 抱っこ以外のスキンシップを大切にする
撫でる、名前を呼ぶ、おもちゃで遊ぶなど、抱っこ以外のふれあい時間を積極的に作ることで、信頼関係はしっかり育ちます。
特に三毛猫はマイペースなので、遊ぶ・寄ってくる=心を開いている証拠です。
4. ごほうびを活用する

抱っこの練習のあとや、そっと触れたあとに好きなおやつをあげると、抱っこ=いいことがあると覚えてくれる可能性があります。
ちゅーるなどのごほうびを活用して、ポジティブな印象を残しましょう。
5. 1回で諦めず焦らずが鉄則
何度かチャレンジしても逃げられてしまうともう無理かも…と思いがちですが、猫との信頼構築には時間がかかるのが普通です。
諦めず、毎日少しずつ距離を縮めていく姿勢が一番の近道です。
飼い主さんができる対処法と心がけ

三毛猫に限らず、猫との距離感はとても大切です。
無理に抱っこをしようとすると、かえって信頼関係が崩れてしまうことも。
ここでは、三毛猫が少しずつ抱っこを受け入れてくれるようになるために、飼い主が意識したいポイントをご紹介します。
まずは信頼関係を築くことが大切
猫は信頼できるかどうかで行動を変える動物です。
無理に抱っこするよりも、まずは毎日のスキンシップや声かけ、適度な距離を保ちながらの関わりで、この人は安心できると思ってもらうことが先決です。
ごはんの時間やおもちゃで遊ぶ時間など、猫がリラックスしているタイミングにそっと寄り添うことで、少しずつ距離を縮めていきましょう。
触れ合いは猫のペースで
猫が自ら寄ってきたときは、抱っこよりもまずナデナデから。
特に首の後ろやあごの下など、猫が心地よく感じる場所をやさしく撫でてあげると安心します。
また、抱っこをしたい気持ちがあっても、猫がイヤのサインを出しているときは無理に触らず、猫の気持ちを尊重することが大切です。
猫とのふれあいは、あくまで猫のペースに合わせることが信頼のカギとなります。
どうしても抱っこしたいときの工夫
病院へ連れて行くときや、どうしても抱っこしなければならない場合は、以下のような工夫をしてみましょう。
- ブランケットやタオルを活用:やわらかい布で包むように抱っこすると安心感が増します。
- 低い姿勢からそっと持ち上げる:急に上から持ち上げるのではなく、まずはしゃがんで目線を合わせてから。
- 抱っこは短時間で、すぐに降ろす:猫が嫌がる前に「はい、おしまい」と下ろすことで、怖くなかったという印象を残せます。
少しずつ抱っこ=安心できる時間と思ってもらえるように、無理なく慣らしていくことが重要です。
まとめ|三毛猫の抱っこ嫌いは個性のひとつ
三毛猫が抱っこを嫌がるのは、性格や過去の経験、猫としての本能が影響している自然な反応です。
とくに三毛猫は気まぐれでツンデレな性格が多く、自分のペースを大切にする子が多い傾向にあります。
だからこそ、無理に抱っこをしようとせず、猫の気持ちを尊重しながら、少しずつ距離を縮めていくことが大切です。
信頼関係が深まれば、ある日ふと猫の方から膝に乗ってきてくれることもあるかもしれません。
抱っこさせてくれない=懐いていないわけではありません。
猫なりの愛情表現はさまざまです。
三毛猫のツンデレな一面も、愛すべき個性のひとつとして受け入れていきましょう。

