「キジトラの猫ちゃんって、どこで出会えるの?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
黒っぽい縞模様と野性味のあるルックスが魅力的なキジトラ猫は、日本の家庭でもよく見かける人気の猫種のひとつ。
特にその賢さや人懐っこさから、ペットとしての評価も高まっています。
この記事では、キジトラ猫がペットショップにいる可能性や、里親募集との違い、迎えるときのポイントなどを詳しく解説します。
これから猫との暮らしをスタートしたい方に向けて、キジトラとの素敵な出会い方をご紹介していきます。
キジトラ猫に出会える場所とは?

「キジトラの猫ちゃんに会いたい!」そう思ったとき、多くの人がまず思い浮かべるのがペットショップかもしれません。
しかし実は、キジトラ猫は基本的に「雑種」であるため、ペットショップで見かけることは非常にまれです。
ペットショップで扱われる猫の多くは血統書付きの純血種で、マンチカンやスコティッシュフォールド、アメリカンショートヘアなどの「人気ブランド猫」が主流です。
キジトラはその柄の名前であり、特定の品種を指すものではありません。
そのため商業的な価値がつけられにくく、販売対象になりにくいのです。
また、最近ではペットショップでの生体販売に対する疑問の声も多くなってきました。
狭いケージの中で展示され、早すぎる親離れを強いられる子猫たち。
その背後には、十分なケアを受けられないまま繁殖を繰り返す親猫の存在もあります。
一方で、キジトラ猫は保護猫として非常に多く見られる柄です。
地域の保護団体や譲渡会、里親募集サイトなどには、キジトラの猫たちが新しい家族との出会いを待っています。
キジトラと出会う方法は、ペットショップだけではありません。
「命を買う」以外の選択肢にも目を向けることで、あたたかい出会いがきっと見つかるはずです。
ペットショップの裏側も知っておこう

「命を迎える前に考えたいこと」
ペットショップのショーケースで見かける子猫たちは本当に愛らしく、思わず「連れて帰りたい」と思ってしまうほどの存在感があります。
ですが、その華やかな表側の裏にはなかなか見えづらい現実も存在しています。
まず、ペットショップで販売される猫の多くは、繁殖業者から仕入れられた子猫たちです。
一部にはきちんと衛生管理と愛情をもって育てる優良な業者もいますが、すべてがそうとは限りません。
特に問題視されているのが、「パピーミル(繁殖工場)」と呼ばれる劣悪な環境です。
親猫たちは、十分な休息や医療もないまま繰り返し交配させられ、ケージの中で一生を終えるケースもあります。
生まれた子猫は販売に適した時期を逃さないよう、生後間もないうちに母猫と引き離され、輸送ストレスの中でショップに並びます。
また、売れ残ってしまった子たちの行き先についても、明確な情報は公開されていないことが多く、流通の「出口」について私たちが知る機会はほとんどありません。
もちろん、ペットショップで猫を迎えること自体が「絶対に悪」だとは言い切れません。
ある子にとっては、そこが新しい幸せの入り口になることもあるでしょう。
ただ、それと同時に「なぜペットショップにはキジトラがいないのか」という背景や、販売の裏側にある命の現実にも、少しだけ目を向けてみてほしいのです。
命は「商品」ではありません。
家族として共に暮らす存在だからこそ、迎え方にも優しさと責任を持ちたい―それが今、私たちに求められている新しい常識ではないでしょうか。
保護猫としてのキジトラに出会うという選択肢

ペットショップではあまり見かけないキジトラ猫ですが、実は保護猫の世界ではとてもポピュラーな存在です。
というのも、キジトラ柄は日本に昔から多く見られる「雑種猫」の代表格。
野良猫や地域猫にもキジトラ柄は非常に多く、各地の保護団体や動物愛護センターでは、キジトラの子たちが「新しい家族」を探しています。
そこには、それまでの猫の背景や、保護に関わった人々の想い、そして命と向き合う「選択」が含まれているからです。
保護猫としての出会いは、単なる猫を迎えるという行為以上の意味を持ちます。
キジトラとの出会いを考えているなら、ぜひ「保護猫」という選択肢にも目を向けてみてください。
譲渡会に参加したり、SNSや地域掲示板をチェックすることで、思いがけないご縁が待っているかもしれません。
どの子も、誰かに愛される日を待っています。
そしてその出会いは、きっとあなたの人生にもかけがえのない彩りをもたらしてくれるはずです。
雑種猫としてのキジトラが持つ健康面での魅力

キジトラ猫が多くの人に愛されている理由のひとつが、「健康で丈夫」な体質を持っていることです。
これはキジトラに限らず、いわゆる雑種猫全体に見られる特徴でもあります。
雑種とは、特定の血統に限定されず、自然交配によって生まれた猫のこと。
いろいろな遺伝子を持ち合わせているため、遺伝病のリスクが少なく、免疫力が高い傾向にあると言われています。
特にキジトラ猫は、日本の自然や風土に適応してきた長い歴史を持つ柄であり、もともと地域猫や野良猫としてたくましく生きてきた背景があります。
そのため、生命力が強く環境への適応力も高いのが特徴です。
もちろん個体差はありますが、純血種の猫に比べると、遺伝性疾患に悩まされるリスクは格段に低いとされています。
ペットとして迎える上で「健康で長生きしてほしい」というのは誰しもが願うこと。
そんな希望に応えてくれるのが、キジトラをはじめとした雑種猫たちなのです。
また、医療費の面でも、比較的病気にかかりにくいことから、飼い主の経済的な負担が軽減されるケースも多いのが現実です。

こうした面でも、雑種猫を迎えることには多くのメリットがあります。
キジトラの柄に惹かれたなら、その背景にある「雑種としての強さ」や「自然のバランス」も、ぜひ知っていただきたいポイントです。
見た目の可愛さだけでなく、内側からあふれる生命力も彼らの大きな魅力のひとつと言えるでしょう。
キジトラの特徴が気になる方はこちらの記事をどうぞ

海外と日本のペット販売の違い

日本では街中のショッピングモールや駅ビルの中に、ペットショップが当たり前のように並び、ガラスケースの中で子猫たちが愛らしくじゃれ合っています。
ですがこの光景、世界的に見るとかなり特別なものだということをご存じでしょうか?
海外では、動物愛護の観点から「生体販売」を制限・禁止する国や地域が増えており、保護猫・保護犬から家族を迎えることが当たり前になりつつあります。
世界では「買わない選択」が常識に
たとえば、イギリスでは「ルーシー法」によって、生後6ヶ月未満の子犬や子猫をペットショップで販売することが禁じられています。
さらに、アメリカの多くの州では、ペットショップでは保護団体からやってきた動物しか扱えないという法律が導入されています。
スウェーデンやノルウェーなどの北欧諸国では、そもそもペットショップで動物を販売するという文化自体がほとんど存在しないため、動物を迎える=保護施設からという考え方が一般的です。
一方、日本はまだ「命を買う」文化が根強い
対して日本では、ペットショップで気軽に猫を買える環境が整っている一方で、売れ残りや過剰繁殖、流通ストレス、そして飼育放棄といった問題も後を絶ちません。
行政による引き取りや保健所への持ち込みもゼロには程遠く、まだまだ「命を大切にする選択」が当たり前とは言いがたいのが現実です。
小さな意識の変化が、大きな未来をつくる
けれど、少しずつ流れは変わってきています。
「保護猫カフェ」の登場や、譲渡会の広がり、SNSでの里親募集の活発化など「買う前に保護猫を考えてみる」人が増えているのも事実です。
キジトラ猫のような雑種猫は、保護猫の中でも非常に多く出会える柄。
日本の現実を知ったうえで、私たちひとりひとりがどんな選択をするかが、未来の動物たちの幸せを左右します。
まとめ:キジトラとの出会いは「選ぶ場所」で変わる
キジトラ猫に限らず、猫と暮らすということは単に「ペットを飼う」という行為ではありません。
それは、ひとつの命と一緒に生きるということ。
だからこそ、その出会い方にも心を込めたいものです。
日本ではまだ「ペットショップで買う」が一般的な選択肢かもしれませんが、世界に目を向ければ、「命を買わない」という選択が当たり前になっている国も多くあります。
そしてその流れは、少しずつ日本にも届き始めています。
キジトラは日本に多い雑種柄であり、保護猫として多くの出会いが待っています。
雑種ならではの健康さ、賢さ、親しみやすさは、きっとあなたの暮らしを豊かにしてくれるはずです。
出会う「場所」を選ぶことは、その子のこれまでの背景、そしてこれからの未来に優しさを届けるということ。
あなたと猫との出会いが、素晴らしいものになりますように。
キジトラが縁起の良い猫といわれる理由を知りたい方はこちらの記事をどうぞ!


