ある朝布団をめくったら…猫の粗相を発見してショック!
そんな経験はありませんか?
大切な家族である猫が、なぜ急に布団におしっこをしてしまうのか…。
叱るべきなのかそれとも体調のサインなのか、悩んでいる飼い主さんは少なくありません。
今回は、猫が布団に粗相してしまう主な原因とその対処法について、猫飼い歴のある筆者がわかりやすく解説します。
再発防止のためにすぐできる対策やおすすめの布団ケア方法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
猫が布団に粗相するのはなぜ?主な原因5つ

猫がお布団に粗相をすると、飼い主としては「なぜ?どうして布団なの?」と戸惑うものです。
しかし猫が粗相をするのは単なるイタズラではなく、猫なりのSOSのサインかもしれません。
ここでは、猫が布団におしっこをしてしまう代表的な原因を5つ紹介します。
① トイレに不満がある
猫はとても清潔好きで有名です。
トイレが汚れていたり砂の種類や場所が気に入らなかったりすると、わざと別の場所=布団で用を足すことがあります。
- トイレの掃除頻度が少ない
- 猫砂の種類を変えた
- トイレの位置が落ち着かない場所にある
こういった小さな変化が猫にとっては大きなストレスになるのです。
② ストレスや不安によるもの
環境の変化(引っ越し・新しい家族・来客など)や、他の猫との関係などでストレスを感じた猫は、安心できる場所=飼い主のにおいがついた布団で粗相をすることがあります。
特に普段甘えん坊な猫ほど、精神的に不安定になると粗相しやすい傾向があります。
③ マーキング行動
去勢・避妊をしていない猫や、多頭飼いの猫によく見られるのが「スプレー」と呼ばれるマーキング行動です。
自分のにおいをつけて縄張りを主張したり、他の猫にアピールしたりします。
布団は飼い主のにおいが強くついているため、「ここは自分のものだ」と主張する意味でも、マーキング対象になりやすいのです。
④ 体調不良や病気のサイン
頻尿、血尿、トイレに何度も行くのに出ないなどの症状があれば、膀胱炎や尿路結石、腎臓病などの疑いがあります。
「トイレまで間に合わない」「排尿時に痛みがある」などの理由で、布団という柔らかい場所を選んでしまうことも。
このような場合は早急に動物病院を受診しましょう。
⑤ 布団のにおいが魅力的に感じる
猫は嗅覚が非常に優れています。
飼い主のにおいや、布団に染みついた洗剤・柔軟剤の香りが、猫にとってトイレにしたくなる匂いとして働くこともあります。
さらに、一度そこに粗相をするとにおいが残り、繰り返してしまう可能性が高くなります。
猫が布団に粗相したときにまずやるべきこと

布団に猫のおしっこを発見した瞬間、思わずイラッとしたり落ち込んでしまう飼い主さんも多いと思います。
でもまず大事なのは感情的にならず冷静に対応すること。
ここでは猫が布団に粗相した際の正しい初期対応を解説します。
① 猫を叱らないこと
まず、絶対にやってはいけないのが「叱ること」です。
猫はおしっこをここでしてはいけないという概念を持ちません。
怒鳴ったり叩いたりしてしまうと恐怖心だけが残り、飼い主との信頼関係が崩れることも。
粗相は猫からのサインなので、叱ることでそのサインを見逃すことにもなりかねません。
② 粗相した布団はすぐに片付ける
猫のおしっこは時間が経つほどに染み込み・におい残り・シミがひどくなります。
できるだけ早く、以下の手順で対処しましょう:
- タオルやペーパーでおしっこを吸い取る
- ぬるま湯ですすいだあと、ペット用消臭剤で処理する
- 洗濯できる布団なら、洗剤+クエン酸や重曹で洗濯機へ
- 乾燥はしっかりと(湿気が残るとにおいも再発)
洗濯できない布団やマットレスの場合は、消臭スプレーやクリーニングを検討しましょう。
③ 再発防止のために「においを完全に取る」

猫は一度おしっこをした場所を「トイレ」と認識しやすい生き物です。
中途半端ににおいが残っているとまた同じ場所に粗相する可能性があります。
市販のペット用消臭スプレーやクエン酸水スプレーを使って、しっかりとにおいの元を分解・除去しましょう。
④ 猫の様子を観察する
粗相が初めてならまだしも、繰り返すようなら要注意です。
猫の行動やトイレの様子を観察し、以下のような変化がないかチェックしてください:
- トイレの回数が増えた/減った
- 排尿時に鳴く、痛がる
- トイレ以外の場所でもおしっこするようになった
- 食欲・元気がない
これらは病気のサインかもしれません。
次章でさらに詳しく解説しますが、異変があれば早めに動物病院へ相談してみましょう。
布団についたおしっこの正しい洗い方と消臭法

猫のおしっこは強いアンモニア臭を持ち、しかも繊維の奥まで染み込むとにおいもシミもなかなか取れません。
適当に洗っただけでは、猫が「またここにしよう」と思って再発することも多いです。
ここでは、布団に粗相されたときの正しい洗い方としつこいにおいをしっかり取る消臭方法を紹介します。
① まずは水でおしっこを吸い取る
粗相に気づいたらできるだけ早く吸い取ることが重要です。
放置すると臭いが繊維に定着してしまいます。
手順
- ペーパータオルやタオルで、上から押さえるようにして水分を吸い取る
- ゴシゴシこすらず、「押して吸う」が鉄則
布団の奥までしみている場合は、裏面からも吸い取りましょう。
② クエン酸スプレーでアンモニアを中和
猫のおしっこに含まれるアンモニア臭にはクエン酸が効果的です。
市販のクエン酸や酢でも代用可能。
クエン酸スプレーの作り方
- 水100mlに対してクエン酸小さじ1/2をよく混ぜる
スプレーで汚れ部分にたっぷり吹きかけ、10分ほど置いてから再びタオルで吸い取りましょう。
③ 重曹でにおいを吸着&分解
クエン酸でアンモニアを中和した後は重曹で消臭&除菌します。
粉末の重曹を直接ふりかけ、しばらく放置してから掃除機で吸い取ると効果的。
消臭スプレーも良いですが化学臭が猫にとってストレスになることもあるので、無香料タイプやペット専用の商品を選ぶようにしましょう。
④ 洗濯機で洗える布団の場合
洗えるタイプの布団なら、以下のように洗濯しましょう:
- 洗剤+クエン酸または酵素系漂白剤を併用
- 洗濯前に30分程度、ぬるま湯+クエン酸でつけ置きすると効果UP
- しっかり乾かす(乾燥機 or 天日干し)
乾燥が甘いと雑菌が繁殖して逆ににおいの原因になります。
完全に乾かすのを忘れずに。
⑤ 洗えない布団・マットレスの場合
- 表面の水分を拭き取り → クエン酸スプレー → 重曹 → 掃除機
- ペット用の酵素系消臭剤をしっかり使う
- 最後は扇風機やドライヤーで乾燥させる
しみこみがひどい場合は布団丸洗いクリーニングや、最悪買い替えも視野に入れる必要があります。
我が家はマットレスにかなりしっかりと粗相をされてしまったため、業者さんに頼んで洗浄してもらいました。
1万円ほど掛かってしまい、痛い出費となりました。
猫の粗相を防ぐための対策法7選

猫が布団に粗相してしまうと毎回の掃除や洗濯が大変ですよね…。
できれば二度と繰り返してほしくない!
そんな飼い主さんのために、猫の粗相を予防するための実践的な対策を7つ紹介します。
① トイレを常に清潔に保つ
猫は汚れたトイレが大嫌い。
排泄物が残っていたり臭いがこもっているだけでトイレを使わなくなります。
- 1日1〜2回以上は必ずうんち&おしっこの掃除
- 週1回はトイレ全体を丸洗い
- 複数の猫がいる場合は「頭数+1個」のトイレを用意
これだけでも粗相の回数は大きく減ることがあります。
② 猫砂やトイレの種類を見直す
猫によって好みの砂・トイレの形状・設置場所はバラバラです。
- 砂の種類(鉱物系・おから・紙・シリカゲルなど)を変えてみる
- フタ付きトイレが嫌いな猫も多い
- 静かで落ち着ける場所に設置する
過去に使っていた砂やトイレに戻すだけで粗相がピタッと止まることもあります。
③ 寝室・布団に立ち入らせない
どうしても布団でしてしまうという子には、根本的に布団にアクセスできないようにするのが一番手っ取り早いです。
- 寝室のドアを閉めて猫を入れない
- 昼間だけケージや別室にいる時間をつくる
- 防水シートや洗える布団で被害を最小限にする
猫が布団に寄り付かなくなることで粗相の「習慣化」も防げます。
私たちも一時期寝室に入れないようにしていたのですが、やはり冬は一緒に寝たくなってしまい、結局入れるようになってしまいました。
④ ストレスの原因を探って解消する
猫の粗相の裏には心の問題(不安・孤独・緊張)があることも少なくありません。
- 引っ越しや模様替えなど環境の変化
- 新しい猫や人の存在
- 遊び不足やスキンシップ不足
猫は言葉で伝えられないぶん、行動で「助けて」を伝えてきます。
環境を安定させ、毎日スキンシップの時間をとることも予防策になります。
⑤ フェリウェイなどのフェロモン製品を使う
市販のフェリウェイ(Feliway)など、猫の安心ホルモン(フェロモン)を拡散する製品があります。
壁や空間にスプレーしたり、ディフューザーで部屋に放出することで猫の不安を軽減。
実際に粗相やマーキングが減ったという報告も多数あるようですよ。
⑥ マーキング対策として去勢・避妊手術を検討
未去勢・未避妊の猫はホルモンの影響で粗相やスプレー行動が出やすい傾向にあります。
特にオス猫のスプレーは強烈なにおいが残りやすいため、繁殖予定がないなら早めの手術も有効な対策です。
仔猫の場合、手術する時期をお医者さんと相談してみましょう。
⑦ 「粗相してもOK」な環境をつくる(最終手段)
どうしても治らない場合、布団に防水シートを敷く・常に洗えるカバーを使うなど、粗相が起きてもダメージを減らす妥協策も考えましょう。
我が家は茶白猫がどうしても粗相をしてしまうため、この対策をしています。
まずベットのパッドを防水型に(ニトリで購入)。
羽毛布団のカバーも防水用に変更。
朝起きた時に毛布や羽毛布団は洗濯干しラックにかけて、ベットの上にプラ板を敷きます。
このように、完全にやめさせるのが難しい場合は、「やっても被害が少ない状態」を保つことも大事です。
どうしても布団にされてしまう場合の工夫

何をしても布団に粗相されてしまう…そんな悩みを抱える飼い主さんも少なくありません。
ここでは、粗相を完全に防ぐのが難しい場合でも被害を最小限に抑えるための具体的な工夫を紹介します。
① 防水シートやマットを敷く
布団の上に防水シートやペット用マットを敷けば、尿が布団に直接染み込むのを防げます。
シーツやカバーを汚す頻度が減り、洗濯も楽になるのでかなり効果的です。
② 布団カバーをこまめに洗えるものに替える
防水機能付きの布団カバーや、洗濯機で丸洗いできるカバーに替えると汚れてもすぐに洗えて衛生的。
ニオイの再発防止にもつながります。
③ 布団を畳んで保管する
使用していない布団を床に放置しておくと粗相のターゲットになりやすいです。
使わないときは畳んで押し入れなどにしまう・洗濯干しにかけておく、カバーをかけるなど、猫が近づきにくくする工夫をしましょう。
④トイレ以外の場所に猫が落ち着ける空間を作る猫は安心できる場所を探しています。
布団以外に居心地の良い寝場所や隠れ場所を用意することで、粗相しなくなる可能性もあります。
⑤専用のクリーニングサービスを利用する
布団のにおいが強くてどうしても取れない場合は、ペット汚れ対応のクリーニングサービスを利用するのも手です。
プロの技術で臭いを根本から除去できます。
私はくらしのマーケットで探しました。
ペットの粗相で困っている人は多いんだなと実感しています。
このように、完全に防止できなくても被害を減らす工夫で、ストレスを軽減しつつ快適に暮らせる環境づくりが可能です。
動物病院に相談すべきタイミングとは?

猫の粗相は単なるいたずらや環境ストレスだけでなく、病気や体調不良が原因の場合もあります。
以下のような症状や状況が見られたら、迷わず動物病院に相談しましょう。
頻繁にトイレ以外で粗相をする
急に粗相が始まり何度も繰り返す場合は身体のトラブルの可能性があります。
特に尿路系の病気は早期発見が大切です。
排尿時に痛がる、鳴く
排尿のたびに痛みを感じていると、猫はトイレを避けて別の場所でおしっこをしがちです。
これは膀胱炎や尿路結石の典型的な症状です。
血尿や濁った尿が出る
尿に血が混じったり色が濁っている場合は、泌尿器系の疾患の疑いがあります。
すぐに診察を受けましょう。
トイレに行く回数が極端に増えたり減ったりする
頻尿や尿量の減少は腎臓病や糖尿病のサインであることも。
健康診断や血液検査を受けることをおすすめします。
猫が布団に粗相をする原因は様々ですが、病気が隠れているケースも見逃してはいけません。
粗相が続いたり上記の症状があれば、すぐに動物病院で適切な診察と治療を受けることが猫の健康と飼い主の安心につながります。
まとめ|猫の粗相は理由がある。原因を知って防ごう
猫が布団に粗相をするのは決してわがままやイタズラではありません。
トイレ環境の不満やストレス、マーキング、体調不良などさまざまな理由が背景にあります。
まずは猫のサインを見逃さず、叱らずに冷静に対応することが大切です。
布団の清掃や消臭を正しく行い、再発防止のためにトイレ環境や生活環境を整えましょう。
それでも粗相が続く場合は、動物病院で健康チェックを受けることも忘れずに。
そして、布団にされてしまっても被害を最小限に抑えるための工夫も積極的に取り入れてください。
猫も飼い主もストレスなく快適に暮らせるよう、原因を理解してしっかり対策していきましょう!

