猫のうんちのキレが悪い原因は?考えられる病気と自宅でできる対策まとめ

「最近、うちの猫のうんちのキレが悪い気がする…」
「おしりにうんちをつけたまま歩いてる!」

そんなお悩みを抱えていませんか。

猫のうんちのキレが悪くなる原因は、食事内容や健康状態、ストレス、毛づくろいのしすぎなど、さまざまです。

放っておくと被毛の汚れや皮膚炎につながることもあり、できれば早めに対処してあげたいところ。

この記事では、猫のうんちのキレが悪い原因や考えられる病気、対策方法、動物病院に行く目安までわかりやすく解説します。

猫との暮らしをもっと快適にするためにぜひ参考にしてください。

目次

猫のうんちのキレが悪いってどういうこと?

猫のうんちのキレが悪い?

猫のうんちのキレが悪いとは、排便後に便が肛門まわりに残ってしまい、おしりや被毛にうんちがついてしまう状態を指します。

スッキリ出きらずに一部がくっついたままになっていたり、トイレの外でポロッと便が落ちていたりするケースもよく見られます。

飼い主が気づくサイン

飼い主が気が付くサイン

私たちが猫のうんちのキレが悪いと気がつくには日頃から観察が大切です。

私たちが気が付くサイン

  • トイレのあと猫のおしりを見たらうんちがついている
  • トイレから出た猫が床におしりを擦りつけて歩いている
  • いつのまにか家の中にポロっと便が落ちている
  • 猫が自分でおしりをしきりに舐めている(汚れが気になるサイン)

たまたまかな?と思っても、何度も続くようであれば注意が必要です。

放っておくと肛門まわりの毛が汚れたり皮膚がかぶれたりする原因になります。

また、猫にとってはトイレが快適でないことがストレスにつながることも。

まずは日々のようすをしっかり観察し小さな変化に気づいてあげることが大切です。

主な原因は?食事・体調・被毛の問題も

ごはんを食べている三毛猫

猫のうんちのキレが悪くなる原因は意外にもさまざま。

食事内容から健康状態、毛づくろいの習慣まで生活全体が関係しています。

ここではよくある原因を3つに分けて解説します。

(1)食物繊維・水分の不足

お水を飲む茶トラ

食事内容が大きく影響します。

特に以下のような場合は便が硬くなりがちです。

  • ドライフード中心で水分摂取が少ない
  • 食物繊維の少ないフードを与えている
  • 加齢により腸の働きが弱ってきた

便が硬くなると途中で途切れやすくなり、肛門に便が残りやすくなります。

また、排便時に痛みを感じると猫が我慢して便秘気味になることも。

(2)毛づくろいによる毛球(ヘアボール)

長毛種や換毛期の猫は毛づくろいで飲み込んだ毛が腸に溜まり、便の流れを妨げることがあります。

その結果うんちがうまく出きらず、キレが悪くなることがあります。

毛玉が原因の便秘は吐き気や食欲不振にもつながるため、日常的なブラッシングと毛玉対策のケアが大切です。

(3)肛門まわりの毛や汚れ

肛門まわりに毛が密集していると便がこびりつきやすくなります。

特に長毛種やシニア猫では便が毛に引っかかり、そのままおしりについた状態で歩いてしまうこともあります。

またおしりまわりの筋力が低下してくると、排便の力が弱まり、うんちが残りやすくなる傾向もあります。

考えられる病気や健康トラブル

健康第一

猫のうんちのキレが悪い状態が続く場合、単なる食事や毛の問題だけでなく健康上のトラブルが隠れている可能性もあります。

ここでは注意すべき代表的な病気や体の異常を紹介します。

(1)便秘

もっともよく見られるトラブルのひとつが便秘です。

便が腸内で乾燥・硬化してしまい、出しにくくなることでキレが悪くなります。

高齢猫や水分摂取が少ない猫、運動不足気味の猫に多く見られます。

以下のような症状がある場合は要注意です。

  • 排便姿勢をしても出ない、時間がかかる
  • 便が小さくコロコロしている
  • 食欲がない、吐く

(2)肛門嚢炎(こうもんのうえん)

猫の肛門の左右にある肛門嚢(こうもんのう)と呼ばれる袋に炎症が起こると、違和感からうまく排便できなくなり、キレが悪くなることがあります。

肛門嚢炎のサイン

  • おしりを床にこすりつける
  • 肛門のまわりが赤く腫れている
  • 悪臭がする液体が出る

放置すると破裂や化膿のリスクもあるため、早めに動物病院を受診しましょう。

(3)腫瘍や肛門まわりの異常

まれに、肛門まわりにできもの(腫瘍)ができることで、便の通過が妨げられてしまうこともあります。

排便のたびに鳴く、痛がる、出血があるといった症状があればすぐに診察を受ける必要があります。

家庭でできる対策は?

食事の見直し

猫のうんちのキレが悪いと気づいたら、まずは日常生活の中でできることから始めてみましょう。

以下に飼い主さんがすぐに実践できる対策を紹介します。

(1)食事の見直し

うんちの状態はフードに大きく影響されます。

便の硬さが原因になっている場合、以下のような調整を検討してみましょう。

  • 水分を多く摂らせる工夫
     → ウェットフードを取り入れる、スープやちゅーる系おやつを活用する
     → 複数の場所に新鮮な水を用意する、流れる水が好きな猫には循環式給水器もおすすめ
  • 食物繊維を補う
     → 毛玉ケア用フードや食物繊維入りサプリメントを試してみる
  • 消化のよいフードに変える
     → 高たんぱく・低脂肪のプレミアムフードや消化器サポート食も選択肢に

(2)毛のケア&肛門まわりのカット

長毛の猫や毛づくろいの多い猫には、毛が便にからまりやすい傾向があります。

  • 定期的なブラッシングで抜け毛を減らす
  • 肛門まわりの毛をカットして清潔を保つ(安全のため、獣医やトリマーに相談を)

また、肛門が汚れてしまった場合は、ぬるま湯で絞ったタオルやペット用ウェットシートでやさしく拭いてあげましょう。

(3)サプリや毛玉ケアグッズの活用

サプリメントなどを取り入れることもオススメです。

  • 毛玉排出を助けるラキサトーン(毛玉除去剤)
  • 食物繊維入りの毛玉ケアおやつ
  • お腹の動きをサポートする整腸サプリ

なども市販されています。

体質に合ったものを選び様子を見ながら取り入れてみてください。

病院に連れて行くべきサインとは?

診察

猫のうんちのキレが悪いとき、多くは家庭でのケアで改善しますが、中には病気が隠れていることもあります。

以下のような症状が見られた場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

以下のような場合は要注意!

  • 何日も続けてうんちのキレが悪い
     → 便秘や腸の動きの低下が疑われます。
  • 排便時に痛がる、鳴く、いきむ
     → 肛門嚢炎や腫瘍、異物混入の可能性があります。
  • 便に血や粘液が混じっている
     → 大腸や肛門の炎症・ポリープなどのサインかもしれません。
  • お腹を触られるのを嫌がる、吐く、元気がない
     → 消化器系や内臓のトラブルの可能性があるため、すぐに診察を。
  • 肛門まわりが腫れている、悪臭がする
     → 肛門嚢炎や感染症の疑いがあります。

迷ったら動画や写真を撮って相談

写真をとっているキジトラ

トイレの様子や便の状態をスマホで記録しておくと、獣医さんに状況を伝えやすくなります。

Q&A:猫のうんちの悩みに答えます

猫のうんちの悩みQ&A
肛門に便がよくついているのは病気ですか?

必ずしも病気とは限りません。
食事の内容(水分・繊維不足)や肛門まわりの毛づくろい不足、長毛種による便の付着などが主な原因です。ただし、便秘や肛門嚢炎などが関係していることもあるため、頻繁に続くようであれば一度病院で診てもらいましょう。

猫は症状を隠す動物なので、「いつもとちがう」が続いたら、遠慮せず相談することが安心につながります。

おしりを床にこすりつけているのはなぜ?

肛門の違和感やかゆみのサインです。
肛門嚢に分泌物がたまっていたり、炎症や寄生虫(条虫)によるかゆみなどが原因です。排便とは関係ないケースもあるため、動物病院でのチェックをおすすめします。

トイレのあとに鳴くのはうんちのキレと関係ありますか?

関係している可能性もあります。
排便時に違和感や痛みがある場合、猫はトイレ後に鳴いて知らせることがあります。特にうんちのキレが悪く、便が残って不快なときには鳴くことが多いです。元気や食欲に異常がなければ様子を見てもよいですが、続くようなら一度診察を。

まとめ:日々の観察とケアが大切!

猫のうんちのキレが悪いのは、ほんの小さな変化に見えるかもしれませんが、体の不調や生活環境のサインであることも少なくありません。

便の状態やトイレの様子をしっかり観察し、早めの対処を心がけることで、大きな病気を防ぐことにもつながります。

特に注意したいのは、

  • 食事や水分が足りているか
  • 毛玉対策ができているか
  • 肛門まわりの清潔が保たれているか

といった日常的なポイントです。

そして、いつもと違う・元気がない・何度も続くといった異変があれば自己判断せず獣医さんに相談を。

猫との暮らしは、こうしたちょっとした変化に気づいてあげられるかどうかが大切です。

快適で清潔な毎日を送るためにも、うんちの状態をチェックする習慣をぜひ取り入れてみてください。

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