「茶トラの猫って、なんだか男の子が多い気がする…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実はその感覚、間違っていません。
茶トラ猫の約8割がオスというデータもあるほど、茶トラ=オスが多いというのはれっきとした猫あるあるなんです。
この記事では、なぜ茶トラにはオスが多いのかという理由や、性格の傾向、飼い主として感じた茶トラ男子の魅力について、保護猫ライフのリアルも交えながらわかりやすく解説していきます。
茶トラ猫とは?特徴と見た目の魅力

茶トラ猫とは、名前の通り茶色(オレンジ系)の縞模様を持つ猫のことを指します。
正式には「レッドタビー」や「オレンジタビー」と呼ばれることもありますが、一般的には「茶トラ」と呼ばれて親しまれています。
茶トラの模様にはいくつか種類があり、代表的なのは以下の3タイプです:
茶トラの種類
- マッカレルタビー(細い縞模様):まるでサバのように体に縞が入る模様
- クラシックタビー(渦巻き模様):体に大きなうずまきのような柄が入る
- スポッテッドタビー(斑点模様):点々とした斑点のような模様が特徴

全体的に明るい茶色の毛並みに、白い胸やお腹、足先がある個体も多く、そのふわっとしたあたたかみのある色合いは、多くの人に「かわいい」「癒される」と愛されています。
特に日なたでのんびり寝転がっている茶トラは、まるでお日様そのもののようなぬくもりを感じさせてくれます。
見た目だけでなく、その存在感もまた、茶トラ猫の魅力のひとつなのです。
茶トラにオスが多い理由|遺伝のしくみを解説

「なぜ茶トラにはオスが多いの?」
猫好きさんの間ではよく話題になるこの疑問。
実は、これは毛色を決める遺伝子に深く関係しています。
ポイントは「X染色体」
茶トラの毛色は、X染色体にのっている「オレンジ遺伝子(O遺伝子)」によって決まります。
- オス猫は「XY」の性染色体を持っています。
- メス猫は「XX」の性染色体を持っています。

つまり、オス猫が茶トラになるためには、1つのX染色体にオレンジ遺伝子を持っていればOK。
一方、メス猫が茶トラになるには、両方のX染色体にオレンジ遺伝子が必要になります。
このため、オスのほうが茶トラになりやすく、自然と茶トラのオスが多くなるというわけです。
8割以上がオスという説も
実際に統計を取ると、茶トラ猫の約8割がオスだとするデータもあります。
我が家でも例外ではなく、2匹いる茶トラはどちらも男の子。
甘えん坊で食いしん坊なところもまさに「茶トラ男子あるある」なのかもしれません。
この遺伝の法則は、他の毛色にも影響していますが、特に茶トラではこの男女比の偏りが顕著に見られるのです。
参考文献:茶トラ猫はなぜオスが多いのか?猫の毛色を決定する遺伝子の謎を解明
Karapaiaによる記事で、猫の毛色と性別の関係を遺伝学的に解説しています。
茶トラオスの性格傾向とは?

茶トラのオス猫は、その見た目のあたたかさだけでなく、性格の可愛さでも人気があります。
よく言われるのが、「おっとりしていて甘えん坊」という特徴。
実際に一緒に暮らしていると、その性格に心をわしづかみにされる飼い主さんも多いようです。
茶トラ男子あるあるな性格
- 甘えん坊で人懐っこい
飼い主のあとをついて回ったり、すぐ膝の上に乗ってきたり…。
「猫=気まぐれ」のイメージをくつがえすような愛情深さを持っています。 - おっとり&マイペース
遊ぶのもごはんも、なんとなくのんびりなイメージ。
あまり神経質ではなく、他の猫とも穏やかに過ごせるタイプが多いです。 - 食いしん坊でぽっちゃり気味に?
食への関心が強く、おやつやごはんの音にすぐ反応するのも茶トラ男子の特徴のひとつ。
油断するとお腹がぽっこり…なんてことも。
茶トラオスを迎えるメリットと注意点

茶トラのオス猫は、その性格の可愛らしさから初心者にもおすすめの猫といわれています。
ここでは、実際に一緒に暮らしてわかった「茶トラ男子の魅力」と、少し気をつけたいポイントをご紹介します。
茶トラオスを迎えるメリット
- とにかく甘え上手で癒される
茶トラ男子は人懐っこく、スキンシップも大好き。
膝に乗ってゴロゴロ喉を鳴らす姿は、1日の疲れを吹き飛ばしてくれます。 - 初心者でもなじみやすい性格
穏やかで協調性があり、しつけもしやすい子が多め。
多頭飼いでも比較的うまくいくことが多く、我が家でも他の猫たちとの相性は良好です。 - 表情が豊かで写真映えする
どこかおっとりした顔立ちで、表情がわかりやすいのも茶トラの魅力。
SNSやブログに載せると「可愛い!」と反響を呼ぶことも多いです。
ちょっと注意したいポイント
- 食欲旺盛すぎて太りやすい
茶トラ男子はごはんやおやつに目がなく、体重管理が悩みの種に。 - 甘えん坊すぎてお留守番が苦手な子も
飼い主に依存しがちな子もいるため、留守番が長いと寂しがることも。
おもちゃや一緒に暮らす仲間がいると安心です。
メスの茶トラはレア?その理由と性格の違い

「茶トラ猫はオスが多い」とよく言われますが、それは単なる偶然ではなく、はっきりとした遺伝的な理由があります。
そのため、メスの茶トラはとても珍しい存在といえるのです。
茶トラのメスが少ない理由
先ほども記載しましたが、茶トラの毛色は、X染色体上にある「オレンジ遺伝子」によって決まります。
猫の性別は次のような染色体で決まります:
- オス猫:X染色体とY染色体(XY)
- メス猫:X染色体が2本(XX)
茶トラになるには、「X染色体にオレンジ遺伝子があること」が条件です。
オスは1本のX染色体にオレンジ遺伝子があれば茶トラになりますが、メスは2本ともオレンジ遺伝子でないと茶トラになりません。
そのため、確率的に茶トラのメスが生まれるのはかなり少なく、統計的には茶トラのうち約20%ほどしかメスがいないといわれています。
メスの茶トラは性格も少し違う?
一般的に「オスの茶トラは甘えん坊でおっとり」と言われる一方、メスの茶トラは、少し気が強くてマイペースな傾向があるともいわれています。
もちろん個体差はありますが、
・気まぐれ
・ツンデレタイプ
・でも一度心を開くと深い愛情を見せてくれる
という、猫らしい“女王様気質”を持った子も多いようです。
茶トラのメスに出会えたら、それはちょっとした「運命」かもしれません。
レアな存在であるがゆえに、出会った時の喜びもひとしお。
飼い主との絆も、より深くなることでしょう。
保護猫としての茶トラ

茶トラ猫は、地域の保護猫活動でもよく見かける存在です。
その理由のひとつに「茶トラは比較的人懐っこく、人との距離が近い子が多い」という傾向があります。
そんな茶トラくんたちは、保護猫として迎えるのにぴったりな存在ともいえるでしょう。
保護猫の茶トラは人懐っこい子が多い?
保護猫活動をされているボランティアさんの間では、「茶トラはすぐに慣れてくれる」「初心者にも飼いやすい」とよく言われます。
実際に保護されてすぐにゴロゴロ喉を鳴らしたり、人の手からごはんを食べたりと、人との生活に馴染むスピードが早い子が多い印象です。
もちろんすべての茶トラがそうとは限りませんが、「茶トラ男子=甘えん坊で順応性が高い」というイメージは、ある程度信憑性があるように感じます。
まとめ|茶トラオスの魅力を知ってもっと好きになる
茶トラ猫の約8割がオスという事実には、遺伝的な理由がありました。
そのオスが多いという特徴の裏には、甘えん坊でおっとり、人懐っこい性格という茶トラオスならではの魅力が隠されています。
見た目のあたたかさはもちろん、性格も含めて「癒し系の代表」ともいえる存在。
保護猫として迎える際にも、人との暮らしに順応しやすいことが多く、初めて猫を飼う方にもおすすめです。
この記事を通して、茶トラ猫、特にオス猫の魅力を少しでも感じていただけたなら嬉しいです。
そして、もしあなたのもとに茶トラの猫がやってきたなら、それはとびきりのご縁かもしれません。
たくさん撫でて、たくさん甘えさせて、あなたの毎日を茶トラ色に染めてみてはいかがでしょうか。

